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イーアッタ BLOG

2021.03.05 | 商品開発

羽二重クロスフィットマスクの誕生

羽二重シルクマスクの原点

弊社は、この羽二重シルクマスクを製造する前から、既に大手モールにて、この前身であるマスクを販売しておりました。
そのマスクは、正直なところ弊社が開発したマスクではありませんでした。
コロナウィルスが世に出始めた頃、現在ご協力をいただいております縫製工場(株式会社アイケー)様から、こんなマスクを作ったので、一度モールで販売してみては・・・とご提供いただいたのが始まりでした。

 

モールでのマスクの反響

大手モールで販売を始めた時のそのマスクのネーミングは「耳らくマスク」・・・
その名の通り、マスク全体を覆う外側の生地は、縫い目がないシームレス生地で、非常に伸縮性があるにもかかわらず、締め付け感も少なく本当に耳が痛くなりにくいという特徴を持っていました。
実際、自分たちで試着してみて驚いたのはもとより、購入いただいたお客様からは、本当に耳が痛くなりにくく、とても良いと高評価★★★★★をいただいておりました。
未知のコロナウィルスは、そのころから猛威を奮いだし、市場から市販のマスクが消えていってしまった影響もあり、この「耳らくマスク」が飛ぶように売れたのです

 

羽二重シルクマスク製造までの道のり

耳らくマスクの構造は、外側がナイロンとウレタンの混合の生地で、内側が肌触りの良い綿素材のものでした。
反響は、良かったのですが、この薄い綿素材の生地が呼吸をする度にぺこぺこと口元に張り付くという欠点もありました。
使用感に関しては個人差もあり、その点については問題ないという方もおられましたが、製造する側としては、改良の余地ありということで、後の追加生産で、Wラッセルというメッシュ系の素材を3D化して中に入れることで、口元の不快感を取り除くことに成功しました。
しかしながら、改良すればするほど、次の課題が見つかり、製造業ならではの試練が待ち受けていたのです。
そこから羽二重マスク製造への挑戦が始まりました。

   

 

モノづくりへのチャレンジ精神

製造する側がこれはいい商品だと思って作っても、使用する側としてそうでなかったりする場合が多々あります。
消費者の意見が全てではありませんが、そういった意見を参考にすることもモノづくりにおいては、非常に大切なことだと私たちは考えております。そこで、私達は大手モールでいただいたご意見(レビュー)を参考に、更に改良することを決心いたしました。

【大手モールより、いただいたレビューを一部抜粋しました。】

   

 

良い商品開発への問題提起

先ずは、お客様がマスクを選ぶ基準はどこにあるのか…
様々なデータから、主なものを抜粋したものが下記に示したような項目となります。

  1. – 価格 –
  2. – 機能性 –
    ウィルス・花粉・ホコリなどの除去性能
    素材(肌に優しいもの / 汚れが目立たないもの)
    通気性
    肌へのフィット感
    耳への負担
  3. – デザイン –
    見た目(レース素材/可愛い/オシャレ/かっこいい)など
    色(カラー)

と、挙げれば切りがない程でてきます。
これら全てをクリアーするにはかなりハードルが高かったですが・・・(汗)
一つ一つクリアーすることを念頭に置き、取り組んでまいりました。
もちろん、私共だけではできないことも多々あり、協力いただきました縫製工場(株式会社アイケー)様にも、かなりご負担をお掛けしてしまいました。(感謝)

   

 

 

製造過程での苦労ばなし

一番重視したのは言うまでもなく、機能性”です。
ウィルス・花粉・ホコリなどの除去性能においては、特にウィルス除去に関しましては正直完璧とまでは言い難いです。(この点につきましては後述します。)
素材は、肌に触れる部分を綿素材から、弊社で製造している正絹羽二重(シルク生地)を使用することで、肌に優しいものとなりました。
汚れに関しては、正絹羽二重をベージュ系の色に染色することでクリアー出来ました。耳への負担は、もともと耳らくマスクの素材をそのまま活かしているのでそれもクリアー。こうして段々と理想のマスクに近づいていきました。

何とか、サンプルが出来上がり、スタッフなどで試着してみた結果・・・ん?なんかちょっと違う!
3Dカップを使っているのに、羽二重生地が微妙に口元に纏わりつく、あご周りに隙間ができてしまう、等々….
この時はさすがに落ち込みましたね。(泣)
そこで縫製工場に何度も足を運び、使用感を細かくお伝えして改良に改良を重ね、一つずつ解決していきました。

縫製工場様の話では、羽二重シルクは生地が非常に薄いため、どうしても縫製の段階で寄れてしまうとのこと。
センターに押さえ生地をあて、更に生地をバイアス取り(斜めにカット)にしてみたところ、なんとか解消することができました。あご部分の隙間に関しては、耳掛け部分をクロスカットにすることで、下から上に引き上げるようになり、見事に解消。
このクロスカット製法は、株式会社アイケー様の努力の賜物で、既に縫製仕様で特許申請済みであります。
こうして試行錯誤を何度繰り返したことでしょう。念願の羽二重シルクマスクが完成したのです。
今、こうして振り返ってみると本当にアイケー様には頭が上がらない程、お世話になりました。感謝感謝。

 

   

   

 

最後に・・・

こうして商品が出来あがり、販売へと至ったのですが、最後にお客様にとって一番気になるのは?・・・それは価格!!
もちろん私も、商品を買うときは価格で一番迷ったりします。欲しくてもあまりにも高額だったら諦めることもしばしばありますからね。(笑)
そこで、弊社はネット通販においてはパッケージはそれほど重要ではないのではないかと判断しました。(実店舗となると別です)
ですので、当ショップでの羽二重マスクは、簡易包装となっております。少しでも削れるところは削って、よりお求めやすい価格を設定することって大事ですからね。

最後に・・・これで私たちの挑戦は終わったわけではりません。
問題提起した中の、「ウィルス・花粉・ホコリなどの除去性能」をまだクリアしていないのです。

この点につきましては後程のブログにて・・・To be continued.